◆ 研究参加者のプロフィール
 2062人のゲイ・バイセクシュアル男性が47都道府県すべてから研究に参加してくださいました。
20代〜30代が大半を占め、都市部からのアンケート回答が多く、男性の恋人がいる人は全体の43.5%、男性のセックスフレンドがいる人は30.0%でした。また、親に性的指向をカミングアウトしている人は13.8%、友達にカミングアウトしている人は51.4%でした。
◆ インターネット利用目的
 全体の72.7%が「趣味に関する情報を得ること」、62.0%が「ゲイ・バイセクシュアルの友達を作ること」、51.9%が「男性同性間の情報を得ること」、46.2%が「ゲイ・バイセクシュアルの恋人を作ること」をインターネットの利用目的として回答していました。これらの結果から、インターネット利用目的の上位はゲイ・バイセクシュアルの交友関係に関することで占められていることがわかりました。
◆ コンドーム使用状況
 全体の89.3%が過去6ヶ月間にセックス経験があり、本調査では最もHIV感染の可能性が高い行為をコンドーム不使用のアナルセックスと捉えて分析しました。  過去6ヶ月間にセックス経験があり、アナルセックスをしており、HIV陰性あるいは感染状況を知らない1346人のコンドーム使用状況を年齢階級別、過去6ヶ月間のセックスの人数別、アナルセックスにおける挿入・被挿入(経験)別に分析しました。
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○年齢階級別のコンドーム使用割合 |
コンドームを必ず使った人の割合は10代が最も低く、年齢が上がるにつれて必ず使う割合も増加傾向にあり、若年層ほど「使わなかった」割合は高い傾向にありました。
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○過去6ヶ月間のセックスの人数別のコンドーム使用割合 |
過去6ヶ月間のセックスの相手の人数別に分析すると、相手の人数が多い人ほど必ず使う傾向にあり、人数が少ないほど「使わなかった」割合は高い傾向にありました。
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○アナルセックスにおける挿入・被挿入別のコンドーム使用割合 |
過去6ヶ月間におけるアナルセックス経験種別は、挿入のみ経験者は22.8%(307人)、被挿入のみ経験者は22.7%(305人)、挿入・被挿入両方経験者は54.5%(734人)でした。コンドーム使用状況をこのアナルセックス経験種別ごとに分析したところ、コンドームの使用割合が高かったのは挿入のみ経験者、被挿入のみ経験者、挿入・被挿入両方経験者の順でした。
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◆ ラッシュ・ゴメオ使用状況
 これまでにラッシュを使ったことがある人の割合はどの年齢層においても比較的高く、20代〜40代の使用割合は60%を超えていました。また、居住地域別のラッシュ使用割合は53.5%〜70.2%であり、東京都内および大阪府内在住者の使用割合は高い傾向にあり、その他の地域においても使用割合は50%を超えていました。  これまでにゴメオを使ったことがある人の割合は2.2%〜13.2%であり、30代の使用割合が最も高いことがわかりました。また、居住地域別のゴメオ使用割合は3.8%〜14.4%であり、北海道・東北地方、東京都および大阪府内在住者の使用割合は高い傾向にありました。
◆ 精神的健康の実態
 特性不安、異性愛者的役割葛藤、抑うつ、孤独感、自尊心の心理尺度によってメンタルヘルスの実態を測定しました。年齢層が若いほど不安、異性愛者的役割葛藤、抑うつ、孤独感を強く感じておりメンタルヘルスは全般的に悪化していること、自尊心は低いことが明らかとなりました。また、異性愛者を装うストレスが強い人ほどメンタルヘルスを悪化していることがわかりました。この結果は、 1999年実施のインターネット調査の結果と全く同様の傾向です。
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