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タイ人とのいさかいの最大の原因は外国人がなにかにつけて批判的になること。たとえタイ人が人混み、暑さ、交通渋滞、スモッグ、騒音など、バンコクという大都会の異常さに文句をいっても、旅行者であるキミはそれもステキじゃないかと言ってあげるか、または何も言わないでおくほうがいい。タイ人の外見や行動、またタイ社会についてキミが述べる何気ない感想が批判的に聞こえないように気をつけよう。あけすけな批判は友達を失う。自分の国と比較してまるでタイが劣った国のような言い方をするのは失礼だ。こんなことを書くとタイ人というのはずいぶん神経質だなと思う人もいるかもしれないが、「批判をしない」ということが他人の体面を傷つけないようにするというタイ人の国民性なのだ。また、タイの国王や王族に対して不敬と取られかねない言葉は厳禁(不敬罪は罪が重いです)。
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欧米の観光客が仏像の頭に腰をかけてしまったという有名な話がある。タイ人がそれを写真にとって新聞社に送りつけたところ、非難が巻き起こり、神聖冒涜罪が容赦なく適用された。法律を知らなかったでは済まされない。仏教寺院の礼拝堂「ビハーン」に入るときには靴を脱ぐこと。僧門についていない者が袈裟をまとうことは違法行為になる。いかなる状態のものであれ仏像と名の付くものに対してはそれなりの敬意を払おう。また仏像は国外へ持ち出すことはできない。国王の肖像が描かれているもの(紙幣、写真、文章等)にも敬意を払わなくてはならない。不敬罪や冒涜罪を犯すと最低3年の禁固刑か罰金罪に処せられる。冒涜罪は仏教だけでなくタイにおけるすべての宗教的神聖物にたいして適用される。
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頭は人体の中で最も高貴な場所とされる。体の一部でも他人の頭に触れたり近づけたりするような仕草や行為は慎もう。例えば、人の頭越しに物のやり取りをしないこと。そういうときはその人にどいてもらう。子供の頭も撫でてはいけない。愛情の表現とは見なされないからだ。もし何かのひょうしで人の頭に触れたときは、「コートゥー・クラップ(ごめんなさい)」と笑顔で謝ればなんとかなるだろう。しかしセックスのときは別。相手やキミの好みに応じて頭や髪の毛に触れてモチロンかまわない。
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足は体の中で一番卑しく汚いところとされる。タイ人は例えば怪我した自分の足を他人に見せるようなときは、失礼しますと断ってから見せる。つま先を他人に向けるのは大変侮辱的な行為になる。足を組んで腰かけるときは、つま先を下に向けるように。足をつかって人や物を指し示す仕草は厳禁。また足で他人に触れるのもよくない。家具などの上に足をのせたり、足でドアを開けたりしないように。人の身体や何か価値のある物の上をまたいだり飛び越えたりしては絶対にだめ。ただし親密な者同士の間では愛情表現として足に触るのはかまわない。
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仏教寺院やイスラム教のモスクを訪れるときは、特に身なりに気をつけよう。観光客がよく訪れる有名寺院では黙認されているが、あまりラフな格好をしていると参観を断る寺もある。半ズボンは控えるように。寺院参観の際、長袖のシャツを袖をたくし上げずに着ているとタイ人に好感を持たれるだろう。半ズボンを人前で着るのはダメと聞いて、ええなんで?って思うかもしれないが、タイでは半ズボンは子供や肉体労働者が着るものなのだ。海辺やプール以外で上半身裸でいるのは下層階級と見なされる(肉体労働者は胸をあらわにしているが、キミがタイで肉体労働をすることはまずないのだから)。素足にレザーサンダルを履くのは構わないが、ビニール製のビーチサンダルやゴムぞうりは海辺やプール以外では履かないほうがいい。しわくちゃの汚れた服も人前では着ないように。
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タイでは公衆の面前で男女が体を触れあって愛情を表すのはタブー。また、面識のない男女が互いの体に触れることは不謹慎なこととされる。ついつい人の体に触れる癖がある人はよくこのタブーを肝に銘じておこう。バンコクなどの都会では男女が腕組みをして歩いている光景をよく見かけるが、地方ではまず見られない。売春婦と外人の男が抱き合うように歩いているのを歓楽街では見かけるけれども、大半のタイ人にはショックな光景なのだ。一方、男同士なら、手をつなごうと、腕組みをしていようと一向に構わない。でも外国人とそういうことをしていると「そういう関係か」と思われるので、タイ人が一歩先を歩くのが適当かもしれない。また人前でのキスや露骨な性的行為は慎もう。ゲイバーなどでは唇や頬に軽くキスをするのは相手の気持ちしだいで構わない。(その子がキミとキスをしたいときは自分とキミの顔を両手で覆って他人の視線を遮るような仕草をするかもしれない)タイでは男同士で手をつなぐ方が、男女が手をつないでいるよりも自然な光景として受け止められている。
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腹を立てるのは最もヒンシュクをかう行為だ。相手をあげつらっているだけとしか思われないし、腹を立てられている方にとっては屈辱的で、はた目には滑稽に映るだけだ。癇癪をおこしても一文の徳にもならないのだ。声を荒げたらそれはキミの負けを意味する。どんなにイライラしても頭と心をクールに保つほうが得るところは大きい。また公衆の面前で、酔っていようといまいと集団で大声を出して騒ぐのもヒンシュクをかう。
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ゲイは世界中どこへ行っても、いい男をじっと見つめる癖がある。が、人をあまり見つめるのはよくない。観光客がさほど訪れない地方では人を見つめすぎるとガン飛ばしとしか思われない。タイ語ではクルージングすることを「ピング」という。相手が微笑みをかえしてくれればその気があるということだが、そうでない時は視線をそらして立ち去るのが無難だ。
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人を指さす行為は無礼なこととされる。でも物を指さすのは構わない。人を自分の方へ手招きする仕草は日本人と同様に手の掌を下に向けてすればいい。上に向けてするのは動物を呼ぶときだ。また左手も使ってはいけない。左手は不浄とされるので、人に物をあげたり貰ったりするときには右手を使うように。(左手が不浄なのはよく便所で左手でお尻を拭くからだとか)
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他人より頭の位置が高い人は「ズガタカイ」人とされる。自分の頭の位置に気を配ろう。特に背が高い人は注意しようね。キミが立ったまま腰かけているタイ人と話をするときは、少し前屈みになったほうがいい。また人の前を通るときも少し上体をかがめるほうが望ましい。複数名のタイ人と同席中に席を離れるときは、前屈みになってその人たちの後ろを通るのが礼儀的だ。
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