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image〓〓5:研究結果および考察(研究結果)
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〓〓a:基本属性
image 平均年齢は27歳(14歳〜65歳)であり、日本全国からの回答がありました。回収総数1,083部のうち、33部は質問紙の回答部分が質問紙の前半のみ等欠損値が大半を占めるものや、明らかに信憑性の欠ける回答傾向であり無効票とみなしました。その結果、有効回収数は1,050部でした。
image 居住地分布は、関東地方が454人(43.2%)と最も多く、次いで近畿地方が215人(20.5%)、中部地方が121人(11.5%)、九州・沖縄地方が72人(6.9%)、北海道地方が44人(4.2%)、中国地方が39人(3.7%)、東北地方が34人(3.2%)、四国地方が26人(2.5%)、居住地無回答が20人(1.9%)、海外在住が25人(2.4%)でした。本研究は、本邦におけるゲイ・バイセクシュアル男性の精神的健康の心理・社会的要因を明らかにすることを目的としているため、海外在住者25人は全ての分析から除外しました。年齢分布等の基本属性は表1を、インターネット利用歴・利用環境、利用目的は表23を参照してください。

〓〓表1: 基本属性
基本属性
人数
年齢階級(10歳幅)
14―19歳
92
9.0
20―29歳
600
58.5
30―39歳
262
25.6
40―64歳
66
6.4
無回答
5
0.5
職業
会社員
511
49.9
学生
297
29
フリーター・契約社員
114
11.1
自営業
74
7.2
自由業
22
2.1
無職
1
0.1
無回答
6
0.6
学歴
大学院修了(在)
103
10.0
大学・短大卒(在)
564
55.0
専門学校卒(在)
118
11.5
高校卒(在)
207
20.3
中学卒(在)
28
2.7
無回答
5
0.5
婚姻形態
未婚
969
94.5
既婚
27
2.6
別居中
1
0.1
離婚
15
1.5
死別
1
0.1
無回答
12
1.2
自認する性的指向
男性同性愛者
696
67.9
両性愛者
190
18.5
決めたくない
79
7.7
判らない
53
5.2
無回答
7
0.7
セックスしたい相手の性別
男性のみ
573
55.9
主に男性
257
25.1
男女両方
151
14.7
主に女性
9
0.9
女性のみ
0
0
判らない
27
2.6
無回答
8
0.8
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〓〓b:インターネット利用環境
〓〓表2: インターネット利用歴および利用環境

人数
インターネット利用歴
3 ヶ月以上 6 ヶ月未満
195
19.0
6 ヶ月以上 1年未満
154
15.0
1年以上3年未満
391
38.1
3 年以上
279
27.2
無回答
6
0.6
インターネット接続場所
自宅
936
91.3
会社
45
4.4
学校
35
3.4
その他
9
0.9
ホームページ閲覧回数
1日1回
560
54.6
1日3回以上
328
32.0
週に数回
118
11.5
月に1回か2回
7
0.7
ほとんどない
2
0.2
無回答
10
1.0

〓〓表3: インターネット利用目的

複数回答(人数)
インターネット接続時にすること
メールの送受信
930
90.7
特定のホームページ閲覧
845
82.4
不特定のホームページ閲覧
509
49.6
チャット
196
19.1
その他
100
9.7
インターネット利用目的
ゲイに関する情報を得ること
776
75.7
ゲイの友達や恋人をつくること
691
67.4
ゲイ以外の情報を得ること
555
54.2
仕事上の情報を得ること
416
40.6
セックスの相手を探すこと
175
17.1
ゲイ以外の友達をつくること
167
16.3
HIV/AIDSに関する情報を得ること
78
7.6
その他
67
6.5
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〓〓c:生育歴
◇いじめ被害はこちらを参照してください図4
◇ライフイベント平均年齢はこちらも参照してください図5

〓〓表4
ライフイベント
平均年齢
最小年齢
最高年齢
ゲイであることを何となく自覚した年齢
13.1歳
3歳
35歳
「同性愛」「ホモセクシュアル」という言葉を知った年齢
13.8歳
4歳
26歳
異性愛者ではないかもしれないと考えた年齢
15.4歳
5歳
41歳
自殺を初めて考えた年齢
16.4歳
3歳
38歳
ゲイであることをはっきりと自覚した年齢
17.0歳
3歳
45歳
自殺未遂(初回)
17.7歳
5歳
35歳
ゲイ男性に初めて出会った年齢
20.0歳
5歳
44歳
ゲイ男性と初めてセックスした年齢
20.0歳
4歳
44歳
性的指向を主な理由とした自殺未遂(初回)
20.2歳
5歳
35歳
ゲイの友達が初めて出来た年齢
21.6歳
8歳
44歳
ゲイの恋人が初めて出来た年齢
22.0歳
11歳
45歳

〓〓表5:自殺関連行動

人数
これまでに自殺を考えたことがある
1度だけ
132
12.9
2〜3回
247
24.1
4〜5回
92
9.0
6回以上
185
18.0
これまでに自殺未遂をしたことがある
1度だけ
111
10.8
2〜3回
33
3.2
4〜5回
5
0.5
6回以上
6
0.6
これまでに性的指向が主な理由で自殺未遂をしたことがある
1度だけ
45
4.4
2〜3回
16
1.6
4〜5回
1
0.1
6回以上
3
0.3
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〓〓d:精神的健康の実態
image 異性愛者を装うことによってストレスを感じている度合いを低位群、中位群、高位群と三分割して、精神的健康に関わる要因(抑鬱、特性不安、セルフ・エスティーム、孤独感、自己抑制型行動特性)との関連を解析しました。その結果、異性愛者的役割葛藤を強く感じている者ほど、抑鬱や不安、孤独感、自己抑制型行動特性は強く、セルフ・エスティームは低いことが明らかとなりました。図6図7図8図9図10
image また、年齢階級(年代:10歳幅)と精神的健康の関連を検証した結果、10代が最も精神的健康を悪化していることが明らかとなり、年齢があがるにつれて少しずつではありますが精神的健康を安定に保っていることが判りました。なお、孤独感において年齢間の差は認められませんでした。
image また、異性愛者的役割葛藤は10代が最も低く、30代が最も高いことが明らかとなりました。 図11図12図13
image さらに、心理臨床や心療内科などで使用されることがある特性不安尺度(STAI)と抑鬱尺度の得点分布をみると、強い不安傾向と判断される44点以上は全体の68.4%(652人)でした図14。抑鬱尺度(SDS)、の分布は、抑鬱傾向と判断される40点以上および強い抑鬱傾向と判断される50点以上を合わせると全体の50.3%(474人)が抑鬱傾向でした。
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