| ■ Billy's Hollywood
アメリカで意外にも大ヒットをしてしまったというこの映画はノンケを好きになってしまった不幸なビリーを中心に繰り広げられる爽やかで、ちょっとホロリ、のコメディ。
ポラロイド写真を撮り続けている売れない写真家ビリーは今日も仕事を探す日々。そんな中思わぬパトロンの出現で過去のハリウッドの有名なキスシーンのシュチュエーションをそのまま「ゲイ・バージョン」でやってしまおうと思いつき、さてモデルはどうしようかな、とカフェで考えていた所にたまたまそこでアルバイトをしていた売れないミュージシャン、ガブリエルに目を付ける。
ビリーはガブリエルに人目惚れ、その後も運命のようにバーで逢ったりしている内に二人も打ち解けてくるのだが、そんな中「彼はゲイ?それともストレート?」なんて思いがビリーの頭を駆け巡る。「ガブリエルは俺がゲイだってことは知ってるし。」「たまたまゲイバーで逢った事もあるし。」 「彼を家に誘ったらヒョコヒョコ付いて来たし。」「ソファじゃきっと足が邪魔じゃない?俺のベットだったらたくさんスペースも開いてるからこっちにくればあ?」なんてやっと辿りついた大舞台。もう心も下半身も止められなくなったビリーは遂に行動に出るのだが、、、、
このベットのシーンは特に面白い、だってガブリエルの方も何か「乗り気」な感じに体をビリーになすりつけてみたり、わざと寝相の悪いフリをしてみたり、とまるで自分の経験を呼び起こさせるような名演技である。(笑)後半ちょっとびっくりのドンデン返しもあるので、この辺も分かってると「ああ、やっぱりね。」なんて思ってしまうんだけどね。
ラストはちょっとださださだったけど(ハリウッド風というべきか)ノンケを墜とすにはこんな風にやったらいいんだよお、なんてマニュアルになりそうな秀作コメディではある、決して公開日が「スターウォーズ・エピソード1」と同じ日でたくさんの「エピソード1」が観れなかった観客達が流れてきたからヒットになってしまった訳ではないはずである。(笑)ま、ビデオでも借りて観てみてくだせえ。
1999/07/19
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