| ■ JESUS is GAY?
日本の宗教心は薄い事で知られてはいるが、実は海外でこういう事を言うのはかなりタブー。特にアメリカはこういう事にシビアで沢山の団体もあるから、数年前イエス・キリストの映画でイエスがSEXをしているシーンを作った時なんて凄い大群がプラカードを持って押し寄せたもんだったよね。
そんな中、1998年9月ニューヨークの劇場でオープンを迎えたPLAY(劇)「Corpus Christi」が大変な非難を浴び、街はずれのマイナーな劇場にも関わらず200人のデモ集団が劇場を囲む事態になったのもおかしくない状況だった。そのため、警備員は二倍に増え、入り口には飛行場で見かける金属探知器が設置されたりとそのセキュリティーを万全にしなくてはいけなかったよう。そのさまざまな議論を生みだした劇が今イギリスで上演されている。
また変にキリスト教信者を刺激せんでもいいのでは?とも思ったのだが、今回の議題はなんと「キリストはホモセクシャルか?」という過激な内容。話はかなり現代的にはなっているのだが、アメリカテキサス州の小さな街で生まれた(?)ジョシュア(ヘブライ語でJESUS、キリストの意)は高校のトイレで 学校一のハンサム、ユダ(後に信者となり、最終的にはキリストを裏切る、十字架張り付けの張本人の悪人。)に出会い、肉体関係を結ぶ。その後ジョシュアはテキサスからイスラエルまでの長い旅路の中でいろいろな事を学んでいく。
この間のストーリー(出来事)は聖書の中に書かれている物と全く同じなのだが、ただシチュエーションがたとえばゲイバーであったり、エイズに侵されたゲイショーダンサーを奇蹟的に直したり、ゲイの結婚式を行ったりする。そして最終的にはキリストはユダに裏切られ、ゲイ反対主義者達につかまり、全てのゲイの罪を背負い、十字架に張り付けになるのである。

キリストが張り付けになったのはゲイに対する誤解と偏見の結果であるというエンディングは興味深かった。というのも実はこの劇が公開する少し前にアメリカでゲイ人種差別の為の殺人事件が起こりメディアが騒いでいたからだった。まだまだゲイに対する偏見は残っているからその辺を匂わせ、かつ話題作りのためにちょっと過激なプレゼンテーションをするのも悪くはないとは思った。
実際イギリスのメディアは好意的に取り扱ってはいたのだが、まだイギリス国民全員がゲイというセクシャリティーを認めている訳ではないからこれから何が起こるか分からない、警備はイギリス公演の方も厳重になっている。
最近ではホモセクシャリティーとキリスト教の関係もこの度取り沙汰されてもいて、例えば昔、牧師様は信者の宣誓を教会で受ける際には手を睾丸(TESTICLE)にあててその真実性を確かめていたという。それからTESTIFY(証言する)やTESTAMENT(聖書)なども文字が派生してきたとも言われている。
今回2度めのイギリス公演だが、元教会を使ってで公演している所などいろいろ議論の的が集まっている。ただイギリス人の宗教心も前ほど強くはないからもう大したことはないんだそうだ。こちらはすべてを「紙(神?)の上」でやることがフォーマルとみれらているからプラカードを持った人達よりも抗議の手紙を書く人達の方が多いんだって。ちょっと面白い事実だね
1999/08/22
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