■THE WHITE ROOM
まだイギリスに来たばかりの頃にテレビで"男性のモノ"があっけらかんと写されていて、「ああ、やっぱ外国は日本とこんなに違うんだよなあ。」なんて感心したのを覚えています。が、長く住んでよくよく探ってみるとイギリスの法律ではこの手の放送コードはなかなか複雑なモノになってるんです。基本的に
1)男性器の放送は可。しかし勃起状態のモノは不可
2)女性器の放送は不可。しかし表面からの撮影は可。(要するに「毛だけ」が写っ
ている分には問題はナシ。)
3)性交シーンは放送不可
10時以降は18禁と同じ扱いになるUKのテレビではコードにひっかからない程度のゲイ/ストレートを問わずのアダルト映像が溢れているので「ムフフの夜」が過ごせるのですが、反対にちょっともの足りなさが残るのはアダルトビデオ業界でした。
というのも上記の放送コードはポルノビデオにも当てはまり、加えて日本のようにモザイクを使用しないので、男性が勃起してからはほとんど"モノ"が移らなくなってしまいます。モザイク使用をカッコワルイと感じているのか、アングルを変えて上手く性交シーンを撮っているのは分かるんだけど、どうしても想像力に欠けてつまらないモノが出来上がってるんだよね。それにEU圏内のアダルト規制の緩い国(アムステルダム、ドイツ)からのハードコアビデオを簡単に、検閲もなく取り引きが出来るので国内生産のソフトビデオの売り上げが落ちていたのも事実。で、この悪循環を重くみた映画協会が、やっと重い腰を上げて改革に乗り出した。18才以上限定の「アダルトビデオ」(テレビはまだ不可)に限るが去年から
1)勃起状態の男性器の放送の可
2)性交シーンの放送可
が許された。
これに伴い、製作された純イギリス産ハードコアビデオの第1弾がこの「THE WHITE ROOM」
ココでストーリーの説明をしたいトコだが、実はこれストーリーがありません。(笑)監督曰く「あくまで『抜く用』の映像を作るコンセプトで余分なモノを削ぎ取り、ビデオのリモコンを持ち続け、早送りボタンを使わなくてもイイようなビデオを作りたいと思った。」というこの作品。実際にヘボい男優を使って、素人みたいな芝居をビデオの中で見せられるよりはバッ、バッ、バッ、とイカすBGMに合わせてセックス!セックス!セックス!と行った方が面白いと思ったが、実際に見ると何かモノ足りない・・・・
やっぱり何か喋ってくれて「普通っぽさ」も出してくれないと、彼とジブンの行為を想像できないじゃない?ビデオって夢の世界を作るのと同時に自分をそこに当てはめて楽しむ要素もあるからね。
という訳で、初のイギリス・ハードコアビデオの出来は10点中3点というトコ。まだまだ高いお金を出して、アムステルダムから超ハードコアのビデオを輸入した方が価値があるようです。要はアイディア次第なんだけどね。保守的なイギリス人達が変われるにはもう少し時間がかかりそうです・・・・・
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